新15円菊
1967(昭和42年)年7月1日発行
昭和42年7月1日に発行された新15円菊は、当初は川崎郵便局での色検知機の試験のため京浜地区のみで発売された。従って、昭和42年当時の郵便物は少ないことになるが、15円に限っては多いようである。やはり、第一種定形の料金であるからだろう。
また、15円という額面は第一種定形、封書50円時期の第三種低量以外、一枚貼が少なく、このような場合は複数貼りの使用例で楽しむかしかない。特に、同一複数枚貼を考えていくと、30円、45円、60円、75円、90円と封書15円時期の料金体系には意味のある額面となる。これらは以下の使用例紹介で見ていきたい。
新15円菊のアルバムへの整理
アルバムは使用済が少なかったので、使用例と共に構成した。使用済をきちんと集めれば、使用済だけで構成できるはずである。使用済一段目は42年消の24時間型櫛型、43年の戦後型D欄字入櫛型、2段目は43年の鉄郵、43年の和ローラ、3段目は43年の戦後型唐草と69年の和欧文、最下段が68年の三日月欧文である。和欧文機械印以外は全部42(67年)年で揃えたい。
使用例は浦和の日立型機械印で消された第一種定形郵便、この使用例は手に入りやすい。鉄郵よりは、日立型のほうがインパクトがあるだろう。
第一種定形15円 初期
品川(戦後型櫛型)42.8.23.
初期使用であるが、この使用例は郵趣家便である。何とか、一般便を探し出したい。川崎局の消印ならベストである。もちろん42年消しはさほど高くない。

特別地帯宛船便
兵庫(24時間型櫛型)44.7.2.
沖縄宛の船便の基本料金はほぼ、国内料金と同じであった。特殊料金も一部同じであった。この郵便物も第一種定形なので国内料金と同じとなる。
船便葉書30円 新15円菊2枚貼
横浜中央(和欧文機械印)71.8.18.
外信船便葉書の2枚貼りである。和欧文機械印消であるのもいい。この使用例は意外に手に入れにくいものの一つであろう。
特別地帯宛航空書状30円 新15円菊2枚貼
SAKAI(三日月欧文)22.V.72.
特別地帯の一つであった沖縄宛航空書状は10g迄30円であった。この使用例は値段が高いが比較的多く残されているようである。先ほどの船便葉書より入手は楽である。

船便書状APPU宛30円 新15円菊2枚貼
熱田(24時間型唐草機械印)48.11.1.
船便書状20g迄は50円であったが、APPU宛(アジアオセアニア郵便連合地域宛)は30円となる。ただし、この使用例は実は誤使用である。台湾はAPPUに加盟していない。ほかにも多くのAPPU宛の誤使用が台湾宛には見られる。
もちろん、購入する時点でこの使用例は誤使用だとわかっていたのだが、やはり機械印だったので購入した。唐草機械印の外信使用は個人的に好きで集めている。また、下部に欧文三日月印で捨て印が押されているのもいい。

第二地帯宛航空葉書45円 新15円菊3枚貼
OKITSU(三日月欧文)23.X.68.
第二地帯宛の外信郵便物は多い。この使用例も、よく見かける使用例で3枚貼の郵便物としても多い。定形外100g超150g迄も45円であるが、こちららの使用例はあるだろうか?。

第一地帯宛航空書状60円 新15円菊4枚貼
ADACHI(三日月欧文)-3.IV.71.
第一地帯宛の航空書状も多い。15円菊の4枚貼となるとやや入手難となるが決して少ないわけでもない。

第三地帯宛航空印刷物60円 新15円菊4枚貼
東京(和欧文機械印)28.12.70.
第一地帯宛の航空書状と比べれば、こちらの第三地帯宛の航空印刷物の使用例は少ない。全くないわけでないが、4枚貼のこの使用例はかなり見つけにくいはずだ。また、この使用例は和欧文機械印消しであるのもいい。
第一種書留75円 新15円菊5枚貼
並浜(24時間型櫛型)46.1.26.
第一種書留のこの使用例は75円オオムラサキ貼は多いが、15円5枚貼りとなると難しくなってくる。ここまで集める集めないは自由であるが、1枚貼からならべて揃えてみると楽しいものである。

第二地帯宛航空書状90円 新15円菊6枚貼
MIYANOJO(欧文三日月-1.XU.70.
第二地帯宛航空書状で外信使用例ではもっとも多く、この15円6枚貼使用例もよく見かける。状態の良いものを手に入れたい。
第三種低量15円 新15円1枚貼
長岡(24時間型櫛型)51.6.19.
この使用例は封書50円時期の使用例で、入手も楽な使用例である。機械印消など変化のある使用例が欲しい。
第三種一般重量便30円 新15円2枚貼
沖縄(試行ローラ第二期)53.2.27.
第三種一般の重量便で50g迄が25円、50g超50g毎に4円で、つまり、50g超100g迄が29円となる使用例で、料金超過の使用例である。料金超過しているので、2枚貼の使用例としては魅力に失せるが、試行ローラ第二期の沖縄消であることが面白い。
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