第四種の鉄道郵便使用例


 第四種は通信教育、学術刊行物、盲人用、農産種苗(種子)等の種類があるが、学術刊行物だけは郵便局に直接差し出す必要があるので、鉄道郵便は存在しない。盲人用はポストに差し出すことができるので、鉄道郵便は存在する可能性があるが、わざとらしく作られた作り物(郵趣家便とは言えない)が多くあるので、わたしは盲人用の郵便物は集めないことにしている。盲人用の郵便を作ることは理論上可能であるが、これは郵便を悪用しているにすぎない。
 さて、あとは通信教育と農産種苗であるが、通信教育は個人が団体宛に差し出す場合が多い。一方、農産種苗は団体(企業)が個人へ差し出す場合が多い。この場合は鉄道郵便が多いのはやはり、個人が団体宛に差し出す場合であって、団体が個人へ差し出す場合は郵便局を通すのが普通になるので、農産種苗の鉄郵の使用例は必然的に少なくなる。しかし、多くの作り物が存在するようだ。
 尚、「作り物」の定義は”売ることを前提として作為的に作った郵便物”として考えている。自然党現行切手収集はこの様なものを扱わない。 したがって、ここでは通信教育のみを扱う。また、通信教育の重量便の鉄道郵便の使用例はまだ見たことがない。



4円貝貼第四種通信教育


 東京盛岡間(鉄郵)41.4.7.上・東・郡
 この使用例は難しいと言えばそれまで、オークションで見かけたら必ず落とすことが必要であると思う。それでも4円貝の通信教育の鉄道郵便の使用例はいくつか確認している。
 4円多宝塔の通信教育の鉄道郵便が欲しい。































6円南天貼第四種通信教育


 門司宮崎間(鉄郵)48.7.2.上・門・大
 一般の6円南天貼の通信教育は多く見かけるが、鉄道郵便となると私見ではこれ以外に見たことがない。しかし、適正期間も長かったので、いくらかはあるだろう。


8円カモシカ貼第四種通信教育


 門司鹿児島間(鉄郵)51.6.21.下二・宮・鹿/東回
 8円カモシカ貼の鉄道郵便の使用例はかなり多く確認している。現行切手がブームになって通信教育の使用例が多く残されたからであろう。わたしの使用例はD欄字入で有名な門司鹿児島間である。ところで、D欄字入部分を見るとまわるという字が「回」となっているが、昭和34年の使用例を見ると「廻」という字を使用している。いつから変わったのだろう?誰か知っている方はいますでしょうか?
 また重量便を探してみたい。鉄郵以外でも難しいはず。


12円甲虫貼第四種通信教育



 京都米子間(鉄郵)56.4.23.上・京・島
 4円貝以降の使用例では一番難しいかも知れない。適正期間が鉄道郵便廃止(昭和59年1月31日)までの約3年間しかないからである。もちろん、これ以外に数点確認しているがオークションにはなかなかでてこない。


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