富士鹿切手の使用例
第一次旧版富士鹿8銭 外信葉書
三宮(和文機械)大正14.8.9.
恥ずかしい話をすると、私は富士鹿切手の5種類ある版の種類を全く見分けられない。見ただけで、見分けられる人の方が、すごいかも知れないが、いつも判らずに悩んでしまう。この切手もどの版かだいぶ悩んでしまった。しかし、外信葉書の8銭の料金は大正14.10.1.迄なので、第一次旧版と判断できる。他の版は全部昭和になってからの発行だ。人に言わせれば、こんな赤い色の8銭は第一次旧板しか無いそうである。また、私はどうしてこの使用例を買ったかと言うと、外信の使用例に機械印が押してあるからで、欧文機械印よりも和文機械印の方が好きである。いつか、和文機械印の外信使用例をまとめてみたい。
第一次改色新版富士鹿20銭 第一次風景2銭 国内小包1kg超2kg迄
兵庫今津(櫛型)昭和10.11.15.
小包はいつの時代をとっても集めにくくて困る。大きいものだから一般的には捨て
られてしまうのが落ちだ。はっきり言おう、切手が貼ってあれば小包のエンタイアは
戦前、戦後問わず、価値がある。この使用例も苦し紛れに入手することができた。富
士鹿と風景が貼られお気に入りである。
第一次改色新版富士鹿20銭2枚貼 第一次改色新版4銭 外信書状書留
OSAKA(欧文櫛型)13.5.34.
昔の外信書状の料金は全く頭に入っていないので、いつも料金表片手に郵便料金を
調べている。これは、たぶん書状料金が60g迄28銭(基本料金15g迄10銭、15g毎に6銭)と、
書留料16銭併せて44銭の使用例と考えられる。44銭のところを富士鹿の切手だけで貼られて
いるのが嬉しい。また、これくらいの封筒の大きさになってくると人気がないので、私にも購入で
きるので助かる。
第二次改色新版(昭和毛紙)富士鹿20銭2枚貼 価格表記
川崎(櫛型)13.3.25.
今回も大きな使用例だが、価格表記の封筒はこの様に大きいから仕方ない。
さて、料金は????。ン、日専には載っていないな。じゃ、バイブル(エンタイアを読む:天野安治著)から、拝借させて頂く。これによると、昭和13年当時の価格表記(通貨価格表記料)は10円毎に10銭で、かつ普通郵便料金は省くとある。しかし、書留料金10銭は足さなければならない。尚、封入された通貨は封筒の右上に「参拾円」と書いてあるので、通貨価格表記料は30銭となる。従って、料金は書留料と併せて40銭である。
第一次改色新版富士鹿8銭2枚貼 第一種書留配達証明
東京中央(櫛型)8.8.6.
第一次改色新版の8銭で、旧版の方なら大変なことになる使用例であるが、そんな使用例は私のところには転がってこない。いつも安心してる。
配達証明としてのこの使用例も多く、新版2枚貼も多くあるので状態も良いものを探したい。料金内訳は、第一種書状が3銭、書留が10銭、配達証明料が3銭で計16銭となる。
第一次改色新版富士鹿8銭2枚貼 第一種書留重量便
三重・多気(櫛型)7.5.10.
こちらの使用例は、先ほどの配達証明と同じ時期のものであるが、こちらは、重量便の書留で配達証明よりは難しいとだろう。ちょっと状態が悪いのが難点である。
料金内訳は第一種書状の2倍が6銭、書留が10銭で、計16銭である。
第一次改色新版富士鹿4銭銭1枚貼 第一種無封2倍重量便
??(櫛型)10.7.20.
消印の状態が悪いが、昭和10年の使用と考えられ、第一種無封の2倍重量便と考えられる。
重量便使用例を探してみると意外に見つからないもので、この4銭の使用例もやっとの事で見つけた。もっと状態の良いものと交換したい。尚、昭和12年4月1日から第一種有封書状が4銭となったので、こちらと間違えないようにしたい。
また、有封2倍重量便よりは無封2倍重量便の方が難しい。
1996/07/27/更新
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