菊切手貼価格表記別配達

備後松永(丸一)41年4月3日
表に菊切手20銭を6枚、裏に菊切手10銭を4枚と5銭を1枚貼ってある価格表記の別配達の使用例である。価格表記の別配達の使用例は私自身始めて見た。全部で1円65銭切手が貼ってある。料金を調べてみた。この当時の価格表記料は10円まで15銭、10円を超えると10円毎に5銭、書状分4匁毎に3銭である。入れてあった現金は237円27銭と記されているので価格表記料は1円30銭である。書状分は20匁と書き込みがあり、これで15銭、あわせて1円45銭分、残り20銭は配達局から2里以内の別配達料金に相当し、料金はぴったりとあう。価格表記の別配達使用というところがこの使用例の価値である。便名無しの丸一印もいい。ただ、着印がないのか悲しいところ。
この使用例は中国地域のJPS会員大会で売られ、落札価格は8000円。これは安すぎる。一般のフロアーオークションなら3万円は余裕で超えるだろう。
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